【ラッピング不可】 割圓表 『 森正門 阿州藩 安政４年 』全３巻揃 我が国最初の完全な三角関数表 和算 徳島藩士 摘芳堂蔵梓 摺り状態良好 袋付き 原題箋 和本 数学

　安政４年９月の日付のある、阿州藩 森正門『 割圓表 』全３巻揃いです。袋付き。和本。原題箋。摘芳堂蔵梓。摘芳は森正門の号なので、自費出版本です。首巻が３５丁、巻之上（中巻）が４５丁、巻之下（下巻）が４９丁。扉に「 奥村吉當 閲　森正門編輯 勝浦為利 久保田長與 同校 」と書かれています。いずれも「 阿州藩 」の肩書です。森正門は徳島藩士で、数学家。藩校の 長久館師範だった 奥村吉當に数学を学びました。 　『 割圓表 』は、わが国で初めての完全な三角関数表で、一分ごとの７桁表を横書きしています。図表も数多く掲載され、幕末の徳島藩における数学のレベルが高かった実態がうかがえます。　初版のようで、摺り面は鮮明です。　袋に経年の変色・汚れ・折れ・折れシワ・小破れ・小虫食い、本冊の両表紙と背にいずれも経年の変色・薄い汚れ・折れ・折れシワ・原題箋にスレとはがれ・綴じ糸のほつれがあります。いずれも本文中の保存状態は良好です。　１６６年前の和本ということで、ご理解願います。　サイズはいずれもタテ２５．８ｃｍ×ヨコ１８．０ｃｍ×厚さ０．８～０．９ｃｍ。　レターパックプラス５２０円でお送りします。　★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。